置換 [しゃべり日記]
こんばんは、cherryです。
以前、こんな事を聞く機会がありました。
街でサラリーマンに「部下を褒めていますか?」っと質問したところ
大半のサラリーマンが部下を褒めているっと答えました。
そこで、部下達に「上司に褒められていると思いますか?」っと言う質問をすると、
大半の部下達は「褒められているとは思わない」と答えたそうです。
これは、たまたま母集団の選択が間違ってこの様な結果になったのかもしれません。
しかし、上司は部下を褒めていると思い、部下は褒められていない、というこのギャップは何故生じたのでしょうか。
もう少し具体的な例も紹介しましょう。
上司のAさんが、毎日仕事を一生懸命やっている部下のBさんに「頑張っているね」っとBさんに言いました。
上司のWさんが、モノが完成した部下のXさんに「出来て良かったよね」っと言いました。
上司Aさん&Wさんは、部下を褒めたと思っています。
しかし、部下Bさん&Xさんは、褒められていないっと思っています。
何故、部下のBさん&Xさんは褒められていないと思ってしまったのでしょうか。
人を褒める時、意識するポイントは、人は人に貢献できた時、人に必要と思われた時、喜びを感じる、です。
上司Aさんの「頑張っている」は「あなた」が主語になります。また、同様に上司Wさんも「あなた」が主語になります。
そこで、褒める時に、「You」を主語とした言葉を相手に伝えるのではなく、「Ⅰ」を主語とした言葉で伝えるのです。「You」を主語とすると、「あなたは~」となり、人によってはなんだか突き放された、冷たい、口だけっといった気持ちになるもの。一方で「Ⅰ」を主語とすると「私は~」にすると言われた相手は、認めてもらった、役立ったという気持ちになるのです。
つまり、気付かずに使っていた「You」を主語とした言葉から、「Ⅰ」を主語とした言葉に置き換えるのです。
上記した、上司Aさん&Wさんが褒めた言葉はYouが主語となる言葉だった為に、部下Bさん&Xさんは褒めらたと感じなかったのです。
「Ⅰ」を上手に使って相手を褒める。
例えば、仕事を頑張ってやってくれている部下に「助かったよ」(私は、助かったよ)
部下も係わっているプロジェクトで試作品が出来上がったら「嬉しかったよ」(私は、嬉しかったよ)
宴会の幹事を引き受けてくれた部下に、「お疲れさん」ではなく「楽しかったよ」(私は、楽しかったよ)
そして、最後に感謝の気持ちを込めて「有難う」を付ける。
言われた相手は、少しだけ、温かい気持ちになると思いませんか。
一昔前に比べて、部下と飲みに行く機会が減っていると言われる今、職場内で上手に相手を褒めて良好な関係を築きたいものですね。
修論執筆中、語彙の乏しさから救ってくれた辞書です。未だにお世話になってます。
ハッと気付かされた感じです。
この数年でお客さんには年下の方々が多く、社内には待望の新卒が入り、感謝の気持ちやお礼や褒める事もかなり意識してきました。
意識していない今は、「Youを主語・・・」の方でしょうね。
周囲とのギャップやひずみが生じる前に、今、わかって助けられました。
「Ⅰ」を上手に使って相手を褒める、感謝の気持ちを心がけますね。
sakubiwaさんのお陰で周囲とのより良い関係が築けて楽しくいけます。
本当にどうも有難うございます!!
by ロス (2011-06-19 00:32)
ロスさん
褒めるって本当に難しいですよね。
でも、「I」を使って相手に感謝の気持ちを伝えると、良い関係が築けるように思えますよ。
私も、職場のインターン学生にどうしたら学生を良い方向に伸ばせるのか、自分の力不足に気付き、学びの教室に通いました。
今でも、人にどうモノを話したら良いのかは、試行錯誤です。
日々精進ですね(^^;
by sakubiwa (2011-06-19 21:33)