SSブログ

学習理論 [学び]

こんばんは、cherryです。
学生時代を終えて社会人になれば、学校での机上の学習からは遠のくものです。
でも、学習というものは、学生でも、社会人であっても行われるものでもあり、また、時に必要に迫られるものでもあるものでもあります。
学習するには、個人の能力・適性・力量というコンピテンスが学習に影響を与える事があるのです。
つまり、学習しない人と思えたり、いつの間にか自然とスキルを身に付けている人がいたりする、それには、学習が適切に行われていない場合があるのです。

コンピテンス理論における学習には4つの学習段階があり、無意識の無能から無意識な有能へと進む学習段階があるのです。
この4段階の学習とは「無意識の無能」「意識的な無能」「意識的な有能」「無意識の有能」の段階です。
では、これら4つの学習段階とはどのようなものなのか、見てみましょう。

「無意識の無能」
これは、自分が何かを知らない事に気付いていない状態。そう、この状態は「何が分からないのか分からない」という段階です。

「意識的な無能」
無意識の無能の次の学習段階は、意識的な無能という状態。つまり、自分の能力の無さに気付いた状態です。そう、この段階では、「自分が何を知らないのかを知っている」状態なのです。この状態になると言うことは、何か事が起きて、解決が出来ない状況になったと言う事です。

「意識的な有能」
意識的な有能の段階では、「自分が何を知っているか、知っている状態」です。この段階に至るには、ある分野について、ある程度の学習済みである状況です。つまり、この段階では、自分が学習した事を基にして、学習した事について知っている事については、学習した通りに物事を行う事が可能な状態でもあるのです。

「無意識の有能」
この段階では学習した知識とスキルを頻繁にしようした事で、それが習慣になり、意識しなくとも次の行動が取れる状態です。
つまり、この段階では、意識しなくても、習慣として、ある行動に対して行動が自然と出来てしまう状態なのです。

これら4段階の学習理論を知ると、自分が人にモノを教える時に役立つものだと思えるのです。
つまり、この学習理論から、「何故、分からないのか?」「何故、進歩が見られないのか?」っと言った教える人に対しての疑問から、どの様に教えたら、人が物事を覚え、それらを習慣化してくれるのか?と言う疑問と、その疑問解消の為の行動を行えるキッカケが得られると思うのです。

職場で、私生活で何故分からない?っと腹立たしく思うよりも、教える対象者の学習段階を推測し、少しでも学習の次の段階へ進める為のレクチャーをする事をしてみてみる事が発展的で良いのではないかと、考えるのです。


コーチング選書5 コーチングマニュアル (コーチング選書 (05))

コーチング選書5 コーチングマニュアル (コーチング選書 (05))

  • 作者: ソープ&クリフォード
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2005/11/06
  • メディア: 単行本



今回とりあげた、学習理論が載っている本です。




バカを使いこなす聞き方・話し方

バカを使いこなす聞き方・話し方

  • 作者: 樋口 裕一
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本



職場で頭を悩ませる社員はいませんか?そんな方におススメの本です。
著者は、自分が高校生の時、小論文のまとめかたについて、参考にした本の著者と同一人物です。


タグ:学習理論
nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 0

コメント 2

grey

人にモノを教えること、これは本当に難しいですね。
大抵の場合「無意識の無能」の段階なのかも知れませんね(自分も含めて)。
何かがうまく行かないということは、自分の何かしらの能力が足りないということで、その足りないモノを見つけて、補強すれば良い。
そう考えることが出来ると、後は何とかなるような気がしたりします。
by grey (2010-12-09 00:00) 

sakubiwa

greyさん
確かに、人にモノを教える事は難しいですよね。でも、だからこそ言葉や言い方は大事なのだと思います。教えるは、いかに気付かせるかが重要かと。

例えは違うかもしれませんが、学生時代、教師がテストを返却する時に「今回は平均点が低い。みんな出来てないなー」なんて言われましたが、これも、裏を返せば、教え方が悪かった、ポイントを気付かせ理解させる事が出来なかった教師の点数となるのかもしれませんね(笑)
by sakubiwa (2010-12-16 00:13) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

野村克也氏講演会使い道 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。