SSブログ

就活とは・・・・ [ビジネス]

こんばんは、cherryです。
先日、神奈川・綾瀬市にある専門学校に講義に行ってきました詳しくはこちら→
その講義の時の一コマ。

きっかけは、数年前に読んだ、くらたまなぶさんの「リクルート『創刊男』の大ヒット発想術」。
くらたまなぶさんは、元リクルートの社員、その当時、14誌もの雑誌を創刊した人物なのです。
トラバーユ、フロムA、ABロード等、彼は世の中に沢山の雑誌を送り出しました。
その彼が、自身の本でこう記していました。
彼は、創刊するにあたり経営者に行う企画プレゼン、このプレゼンを彼はこう、例えたのです。
「プレゼントは親に結婚の許可をもらうこと」っと。
このプレゼンとはこれ↓

『すごくいい彼を見つけたの(市場)
気持ちもしっかり確かめたの(マーケティング)
いたらないところもあるけれど(愚痴)
大きな夢も持っているの(ロマン)
彼のおかげで私も成長したのよ(感情移入・ユーザーオリエンテッド)
彼となら社会的にも(ロマン)、経済的にも(ソロバン)、いい家庭が(事業)築いていける
彼と結婚できたらこんな赤ちゃんが(カタチ・商品見本)が出来るのよ
3年くらいで(先行投資)ちゃんとやっていけるようにするから(黒字化)
私、本気よ。絶対うまくやっていくから、真剣なんだから(情熱・ジョーダン)
ね、お父さん、お母さん(経営陣)、お願いいいでしょ?いいでしょ?(プレゼンテーション)

両親(経営陣)の反論
「恋は盲目。のぼせているんだろう」ロマンへの反論
「ずっと貧乏暮らしが続くに決まっている」ソロバンへの反論
「たんなる一目ぼれだろう」ジョーダンへの反論』

この一文を見て、似ていると思いました。
それは、私がよく言う「就活とは好きな人に告白する様な事」っと。
そこで、これから就職する専門学校生の彼ら彼女らに、就活の流れを簡単に取り入れ易く知ってもらおうと、自分が「就活とは~」っを一文にしてみました。その一文がこれ↓
(※この文章を無断で使用する事は、禁止します※)

『好きな人(会社)を見つけたんだ。
本当に好きになったから、相手の事、沢山調べたんだ(会社情報収集)
もちろん、彼女には、ちょっと気になるところ(会社の短所)はあるんだよ。
だけど、彼女には、こんな素晴らしいところ(会社の長所)があるんだよ。
どうしても、僕の気持ちを知って欲しくてラブレター(履歴書送付)を書いたんだ。
君(企業)に書いたラブレター(履歴書)、君に読んで欲しくてこんな事書いたんだ。

『僕と付き合ったら、君(企業)を絶対に、幸せにしてあげられる(企業へのメリット)。
その根拠は、僕が持つ熱い気持ち(強み)があるからなんだ。
確かに、君から見たら、僕は魅力的に思えないところもあるかもしれない(弱み)
だけど、約束する。僕と付き合ったら(入社)僕が君(企業)に対して
他の人では出来ない、こんな事してあげる(入社後の具体的な目指す姿、目標)
自信があるんだ(情熱)会って話がしたい』って。

彼女から連絡が来た。「会って話をしてみたい(面接)って」
初デート(面接試験)。
僕が持つ熱い気持ち(情熱と強み)は、君が求める恋人への条件を(求める人材)クリアさせて見せる。
本当に、君に惚れたんだ。だから、付き合ってから経験する困難も
乗越えられるって自信があるんだ。だから、僕と付き合って下さい!(入社試験)』

これを見た生徒達、20歳前後の彼ら彼女には、面白いやら、恥ずかしいやらの様子でした。っが、就活を少しでも身近に感じられたら嬉しいですね。

くらたまなぶさんの本です。
マーケティングの考え、ニーズ、コミュニケーション等々も学べてしまいます。


リクルート「創刊男」の大ヒット発想術 (日経ビジネス人文庫)

リクルート「創刊男」の大ヒット発想術 (日経ビジネス人文庫)

  • 作者: くらた まなぶ
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 文庫




nice!(1)  コメント(3) 
共通テーマ:学校

nice! 1

コメント 3

grey

 比喩(たとえ話)って難しいですよね。
 例える方と例えられる方同じ構造をしていないと意味が無いですし、
聞き手にとって吸収しやすい「例え」で無くてはなりませんから。
 そういう意味では、誰でも直感的に分かりやすい恋愛とか結婚は、
例え話に好適なのですね。

 就活とは少し違いますが、私のプレゼンのイメージってこんな感じかな。

・対象とその背景(市場)を明確にして、
・その中での自分の立ち位置=焦点(マーケティング)を示し、
・その焦点における、自分の強みと弱み(特徴)をハッキリさせて、
・強みをどう活用するか、弱みをどう補完するか(戦略)を説明し、
・その戦略の実行方法(戦術)と期待されるの結果(目標)を提示し、
・実行に協力してくれた場合の相手や社会のメリット(成果共有)を謳い、
・「是非、一緒に!」と(情熱をもって)説得する。

 整理してみると、cherryさんのコメントと大差ありませんが..^^;
by grey (2010-09-12 14:00) 

sakubiwa

greyさん
例える対象は別として、やはりプレゼンは、ターゲットの明確化、その根拠のマーケティング調査(内的要因:強み&弱み外的要因:市場の流れ、機会と脅威)、調査を基にした自社が目指す方向とそれに必要な戦略。そして、先行投資の黒字化の数値は、必須項目ですよね(^^)

でも、それ以外に、大事な事。それは、私がBSの研究テーマにしてたベンチャー企業では売上&利益を上げている企業に共通する事、つまり、他者との共有&共感といったコミュニケーションでした。つまり、自社が目指す場に対する姿勢と熱意がコミュニケーションを盛んにさせているという結果でした。
やはり人と人とが交わるビジネスは、人の気持ちがKeyとなりえるのかもしれませんね。
by sakubiwa (2010-09-12 21:32) 

grey

 そうですね。結局は「人」ですね。
 ビジネスも人の行為に他ならないので、突き詰めれば、
「関わりたい」とか「協力したい」や「どうしてもやってみたい」
などの heart 次第ですね。
 分析と整理と説明は、その「思い」を動かしやすくするための
「理由付け」。 あるいは「方便」とか「ただの潤滑剤」かなw
by grey (2010-09-12 23:40) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。