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専門性 [ビジネス]

こんばんは、cherryです。
最近、天候が不安定な日々が続いていますね。雷を見るのは好きだけれど、地球の悲鳴も聞える気がする今日この頃です。

さて、このブログでも以前、記した通り、自分は社会人10年目を迎えたバイオ業界の技術者です。
でも、正直、この職業をやるとは思ってもいませんでした。また、自分の周りにの友人も・・・・。何故って、高校生までの自分は生物でも化学でも実験は大嫌い。
実験ではなく、机上で学ぶ生物や化学の方が好きでした。なんで面倒な実験をせねばならんのか???そればかり思っていました。
それが、何故、毎日実験をする研究を職としたのか。それは、大学受験失敗し高校卒業後、ある専門学校に仕方なしに入学した時に遡ります。
当時、実験は大嫌い。でも、実験がほぼ毎日行われる専門学校。嫌で嫌で・・・・・。初めから「実験嫌いですから」っと公言する始末。
周りの仲間はドン引きです。でも、友人(当時、教育係ですかね)が、自分が始めなければ実験が終わらない役目を毎回やらせるのです。しかも、実験のデータがまともでないと、やり直しで出来るまで帰宅できない・・・・・・。嫌いな実験、嫌いな学校に何故、長時間いなければならいのか?その不満が起爆剤となって、実験を早く終わりにして、早く、この場を去る、これが実験をする目的となったのです。
そして、実験をいかに早く終わりにするか、実験原理を勉強して、手の抜けるところは手を抜き、実験に必要な計算も事前に行い、実験に無駄な時間を作らず、正確なデータを出す。このやり方が自分のスタンスとなりました。お蔭で、早く、正確にデータが出せ、そして、嫌いな場を早く立ち去れる、いい循環が出来上がったのです。
さらに、何故か実験が面白くなってきた。これが、不思議。
その結果、実験を職とする自分が出来上がりました。でも、バイオ技術者駆け出しの頃は、正直、食べるのも大変。夜学と両立していた自分は本当に、「明日はあるのか?」と思う状況でした。でも、これで食べていきたい!って思いは強かったのです。
駆け出し、がむしゃら、若さ、これらがあったせいか、とにかく仕事して勉強して突き進む生活。この職業で食べる事が出来たら万々歳!!って思っていました、
そして、この職業のプロになりたい!って思って転職。今の職場に移動。転職が決まった当時、ここにいるのは3年って期限を決めてがむしゃらに仕事しました。期限を決めないと必死にならない。また、決めた期限で自分が目指すゴールに到達できない、それは、自分がその事に惚れ込んでいない証拠。3年という時間を決めて仕事して、やっとプロ意識が芽生えて、さらに、仕事にのめりこんで。
お蔭で、この仕事で食べていけるって言う自信とが付きました。
でも、その反面、「これしか出来ない自分」という思いが生まれました。
専門性があるということ、それは、その事のプロであること、そして、獲得した能力が特定の場において活かされ、人の不(不自由・不便・不安等々)の緩和がされるという事でもある。その一方で、専門性があるということは、それしか出来ない人間でもあるということ。獲得した能力を活かす場は限定される事でもある。つまり、つぶしは利かず、他の場では使い物にならない事をも意味する。(だからこそ、この職でっていう覚悟は必要でもあるが・・・・・。)
これだけは出来ると言うプロになりたくて、必死にやってきたけれど、これだけしか出来ない人間でもある。この思いが強くなってきました。そして、その不安をいかに減らし、次のステップにつなげるのか。これが課題でもあります。
時々、この思いに潰されそうになるけれど、でも、自分がこの職を選んだ時、そして、もがいた時の自分と気持ちを思い出して頑張らんと!っと。
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