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矛盾 [しゃべり日記]

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こんばんは、cherryです。

先月から、自分の中で2つの矛盾が生じ続けています。

1つは仕事の効率。
楽する為に嘘をつき通し仕事を進めない人間。
ミーティングで進捗を質問されると、トップに胡麻を擂る&理想論の披露と嘘を突き通して終了。
その人間とその人の部下が抱えているプロジェクトの1つのリミットが来年度9月。
しかし、部下はその人間の人間性に嫌気がさし職場を去る始末。

先月、急遽、トップから自分を含め3人に召集コールがかかりました。
こういう時は、ろくな事はありません。
「9月のリミットまでに、データを出すのは必須。よって、出来る人間がサポーターとしてプロジェクト進めよ」っと。
やっぱり・・・・予感的中。
もちろん、サポーターに入っても、皆それぞれが抱えているプロジェクトは計画通り進めなければなりません。
自分も11月がリミットのプロジェクトに係わっていますし、他にもプロジェクトに係わっています。

cherryの今後の仕事イメージ
「自主トレ&キャンプイン、オープン戦無く、開幕戦からシーズン通してクリーンナップを指名。打率は4割以上、そして、リーグ優勝&日本シリーズ優勝!が絶対だ!!!打てないなら、危険球にでも当たってでも塁に出ろ~~~。
ほら、監督の脇で胡麻をペーストしている選手がいるんだぞ。解るだろう?」でした。


お馬鹿なイメージはさておき、早い話、仕事を効率的にこなすが為に、仕事を盛りだくさんに与えられている中、さらに、楽をしている人間の仕事をやってあげなさい、っという事。
ウチのトップは、仕事が出来ない人を動かすと、さらにコストがかかるから、そういう人は極力動かさないのもコスト削減の1つだっという考えの持ち主なのです。
この体質ってどうなのでしょう?
仕事を進めたい、でも、出来ない人間には楽や嘘を見てみぬ振り、そして、仕事を効率的に片付ける人間に仕事を集中させ、無理&出来ないと言う事も許さない。
これ、矛盾していないかな?
正直、最大限努力して、それでもどうにもならない状態なら、サポートしても良い。でも、そうでない場合、サポートを依頼された人間側の一意見としては気持ち良くサポートする気持ちが起きてこないのです。
筋が通っていないと思えるのは人間修行が足りない所為?


2つ目は仕事内容。
今、係わっているプロジェクトの内の1つに、矛盾を感じているのです。
自分の中に・・・・。

そのプロジェクトは、「ここまでやったら危険ですよ」っという事をデータ化する為の実験が絡んでくるのです。
そこには当然、失う命がある訳です。
そう、これをやったら死が訪れる。でも、その死のラインを決めないと安全を保障出来ない。
安全を証明する、その為のデータ化には、死のラインのデータも必要となる。
つまり、生物の命を使っての実験が行わ無ければならない訳でして・・・・・

人の医療発展に係わりたくて、人の命に貢献したくて臨床の場での職を選択せず、基礎の職を選んだ自分。
基礎だけに、この仕事が人に役立つ時期、人の顔が遠すぎて、やっている事の先に医療の発展に繋がっているのかすら、見え難くなったりします。
そして、頭では解っているのだけれど、人への貢献の為に、自ら奪う生物の命。
いつまで経っても慣れません。また、慣れたくもありません・・・・・。
真面目に考え過ぎると、心が壊れてしまいます。
でも、不真面目に軽く考えられる内容では決してありません。

仕事中、わざと明るく振舞ったり馬鹿言ったりする同僚との会話。
傍から聞いたら、不謹慎極まりない言葉もあるかもしれない。
でも、そう言っていないと、いられない心がそこには在る。
そして、それでも、人の医療に貢献したいって思う心も在る。

自ら手を下して奪うもの、そして、そのデータを基に医療に貢献する自分の行為。
多くの命の上に、人の安全・安心が在る、それを直視し、実感する。

年明けから、少々自分の心と頭と行動のバランスに・・・・・
こんな時は、心と頭の原点に戻れ!ですね。

以前、ブログでも紹介した澤田教一氏の奥様の本です。
澤田氏が残した写真が多数載せられています。

泥まみれの死 (講談社文庫)

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  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/11/12
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戦場カメラマン、ロバート・キャパ氏の手記。
戦場の話だけではなく、恋の話等も書かれています。意外でした。

ちょっとピンぼけ (文春文庫)

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コメント 2

hana

失礼ながら意見を申しあげます。
cherryさんは誰かがやらなきゃいけないことを立派にやってくれていると思います。ヒトの医療の進歩はヒトに対して大きな恩恵をもたらすと同時に獣医療の進歩ももたらし、もっと広い意味では科学の発展につながっていると思います。現に歴史が証明しているのではないでしょうか?
生物の命を奪う行為の是非は非常に難しい問題ですが、その行為自体が善意から生まれる行為なのか、悪意から生まれる行為なのかが是非をわける大きなポイントであると私は考えます。
勝手なことを申しあげ、失礼しました。
by hana (2011-03-20 16:35) 

sakubiwa

hanaさん
コメント&ご意見、有難う御座います。とても助かりました。
『その行為自体が善意から生まれる行為なのか、悪意から生まれる行為なのかが是非をわける』この言葉、頭では解っていても、実際に言葉にして頂くと、自分の中の矛盾が少し解消されていきます。いつまで経っても、お世話になります、そして、有難う御座います。
まだまだ、時に危なっかしい足取りで日々精進の自分ではありますが、少しでも自分が身に付けた技術を社会に還元していける様にガンバ!します。



by sakubiwa (2011-03-20 21:49) 

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